移動販売の実証実験について

門川質問：

本市では、ニッペパークや王仁公園、東部公園において、６月、７月と９月、１０月の２回に分け、キッチンカーなどによる移動販売の実証実験を実施されています。

今回の移動販売の実証実験は、どのような目的で実施されているのか、うかがいます。

答弁：

今回の実証実験は、本年３月にお示しした「枚方市東部地域の活性化に向けて」において想定される飲食店、商店などのコンテンツに対して、キッチンカーなどによる移動販売を通じて、ニーズの把握やビジネス展開の可能性を探るとともに、東部地域の産品の販路拡大の手段としての有用性等を検証するために実施しているものです。

門川質問：

今回のキッチンカーなどによる移動販売の実証実験については、イベントのように賑わい創出を主たる目的とするのではなく、本市東部地域の活性化に向けた実証実験であるとのことですが、これまでも様々なイベントなどでキッチンカーを出店されていた事業者さんからは、いままでであれば、市の職員さんも盛り上げに関わってくれていたが、実証実験だからということなのか、関りが弱く、信頼関係を失う原因になりかねないというお声もうかがっております。

出店される事業者さんにとっては、実証実験だろうがなんであれ売り上げが低ければ死活問題です。そういったリスクを負ってでも、本市の実証実験に参加いただいた出店者さんと、しっかりとした関係の構築をしていかなければ、本市の賑わい作りにそれこそが影響しまうのではないかと危惧するところです。

そこで、実証実験を通じて、どのような成果に繋げようとお考えなのか、お伺いします。

答弁：

今回の実証実験を通じて、場所や気候に応じた売り上げの変動やニーズが高い商品の傾向のほか、会場ごとの購買者の属性や年齢層、効果的な周知方法などを分析し、分析結果を公開することで本市でのビジネス展開に繋げていただくことを考えております。

また、あわせて、庁内でも情報を共有することにより、今後の東部地域の活性化のみならず、イベント等での更なるにぎわい創出にも繋げていく考えです。

 門川要望：

今回の移動販売の実証実験の分析結果については、庁内外に情報発信されるとのことではありますが、キッチンカーの出店に協力して頂いた事業者の方々へも、今後のビジネス展開に繋げていただくよう、情報提供をお願いいたします。

また、今回の移動販売の実証実験については、東部地域の活性化へ繋げていただくことはもとより、「よどがわアクティビティくらわんか」、「くらわんか五六市」といった枚方市駅周辺のイベントでの盛り上がりをはじめ、さらには、「ひらかた万博」や市駅周辺のエリアマネージメントにおいても活用できるのではないかと考えます。庁内でうまく連携をとって、進めていただきたいと要望いたします。