議会報告

2022年9月議会

~一般質問~③適切な人材配置及び組織運営について

適切な人材配置及び組織運営について

門川質問:

新型コロナウイルス感染症への対応が長引く中、保健所はもちろんのこと、それ以外の、例えば生活福祉や障害福祉などのケースワーカー、また、子育て支援や教育関係などの職場においては、一部の職員の業務負担が非常に大きくなっているのではないかと懸念しています。また、事務概要によりますと、市全体での時間外勤務が前年度比で増加しているとのことですが、庁内における時間外勤務の状況及び、その縮減に向けた取り組みについてうかがいます。

答弁

令和3年度における時間外勤務の状況としましては、職員1人当たり月平均で約11時間であり、前年度比では微増となっております。なお、微増となった主な要因といたしましては、新型コロナウイルス感染症やワクチン接種への対応等の影響により、一部の職場で時間外勤務が特に多くなったことによるものでございます。

時間外勤務の縮減に向けましては、引き続き、時間外の事前申請により所属長の労務管理を充実させるとともに、毎週水曜日のノー残業デーの実施のほか、庁内の取り組みの一例としまして、昼休み明けや終業1時間前に、当日の業務の進捗状況を共有することで平準化を推進するなど、あらゆる観点からの取り組みを進めているところでございます。

門川質問:

時間外勤務の状況及びその縮減に向けた取り組みについては、一定理解しました。

新型コロナウイルス感染症への対応等により、令和3年度の時間外勤務の状況が前年度比で微増となったことは、一定やむを得ないものと認識します。しかし、その中身として、特定の部署や職員に偏るのではなく、可能な限り平準化させることも重要だと考えます。全体平均の多寡だけでなく、個々の状況や要因等についても分析し、対応おねがいしておきます。

また、業務量の偏りもさることながら、職員さんの適切な配置について、職員さんそれぞれのパフォーマンスなどを考慮にいれ、生産性の向上、業務改善といったことのほか、良好な人間関係の構築も必要不可欠なものだと考えています。

さまざまな性格や特性を持つ職員を、どのように組み合わせて配置するかという観点も組織運営上、着目すべきことだと考えますが、職員配置に関する考え方についてお聞きします。

答弁:

職員配置に関してましは、効率的かつ効果的な、コンパクトで機動力のある組織の構築を目指すという考えのもと、職員個々の特性や成長、キャリア形成を踏まえながら、組織力を最大限発揮することができるよう、適正な職員配置に取り組んでいるところでございます。

門川質問: 

ちょっと、なかなか具体的なお話は難しいのかなとは思いますが、どういう風に配置を決定されているのか、やっぱり、人事においても、思想が見えるというか、適材適所でその人材をいかせるポジションであったり、さまざま工夫が必要と思うところです。

また、市全体の組織力を高めていくためには、職員間の関係性や連携の強化に加え、部署間でも助け合うことのできるしくみが必要だと思います。一方で、縦割りの組織風土といったものも、なかなか解消されていないのではないか、とも感じています。

令和4年度からは機構改革の権限が総務部に移管されており、今後は、いわゆる縦割り型組織に横串を入れるというような観点も踏まえながら、組織と人のバランスを考慮した職員配置となるのではないかと期待しているところです。

そこで、今後の組織運営における市の考え方についてお聞きします。

答弁:

組織運営にあたりましては、これまでから、市政の重点課題への対応や業務量が増大している部署に対し職員の増員を行う一方で、主要事業に目処が付くなど繁忙が収まりつつある部署は一定のスリム化を図るなど、年度単位において組織全体のバランスを図りながら対応を進めているところでございます。また、昨年度より一般職の職員にあっては部配置にすることにより、年度途中におきましても、各部長の判断のもと、柔軟な協力体制が可能となるよう、弾力的な職員配置を図っているところですが、改めて現状の効果検証を行うなど、更なる充実に向けた取り組みを進めてまいります。

今後はさらに、少人数職場や部署間で類似する業務の整理・統合による事務の効率化や職員間の連携強化など、機動的かつメリハリの利いた配置となるような機構の整備を検討し、これまで以上に横の連携が活発に行われる組織風土の醸成に取り組んでまいりたいと考えております。

門川要望:

一般職の職員の部配置の効果検証を行っていくとのことですが、組織間連携を促進することの難しさといったことも一定理解はいたします。中長期で見たときの組織編成も含めて、現在の組織は過渡期の状況と言えるとは思いますが、市民にとって、枚方市役所という組織がどうあるべきかという観点を見失わずに、取り組みを継続的に検討・実施し続け、よりよい職員配置、組織運営を実現いただきたいと思います。

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