議会報告

2022年9月議会

~一般質問~①資源ごみの持ち去り行為対策について

資源ごみの持ち去り行為対策についての一般質問

門川質問:

本市では、平成25年1月に「枚方市一般廃棄物の減量及び適正処理の促進等に関する条例」を一部改正し、空き缶や粗大ごみなどの資源ごみについて、ごみ置場等から持ち去ることを禁止しております。

これまでの間、持ち去り行為の防止に向け取り組んでおられますが、最近になって私の元にも市民の方から持ち去り行為に関する相談がいくつか寄せられています。

そこで、本市における持ち去り行為の状況は、どのようになっているのか、お尋ねします。

答弁:

本市における持ち去り行為の状況といたしましては、市民から寄せられた情報提供の件数にはなりますが、令和3年度は空き缶に関する情報が70件、粗大ごみに関する情報が24件、合計で94件もの情報が寄せられています。令和2年度の情報提供の件数は35件であったことから、増加傾向にあると認識しております。

門川質問:

令和2年度と比べ令和3年度が増加傾向にあるとのことですが、現在、持ち去り行為の防止に向け、どのように取り組んでおられるのか、お尋ねします。

答弁:

持ち去り行為の防止対策の取り組みといたしましては、市ホームページによる情報提供の呼びかけや希望される方への持ち去り禁止看板の配布を行うとともに、委託車両や市職員による巡回パトロールに加え、枚方・交野両警察署との合同パトロールを実施しております。

また、市民からの通報があった情報を基に、警察署と共有し目撃時間帯や地域を絞り込み適宜、重点的なパトロールを行うなど、防止対策の強化に努めているところでございます。

門川要望:

持ち去り防止の取組については理解をいたしました。資源ごみ等の持ち去り行為については、以前からたびたび議会でも取り上げられています。

それだけ市民の方々からお声があがっているということと思います。

資源ごみの持ち去り行為については、単にゴミが持ち去られるということだけの問題でありません。地域において、違反行為が繰り返し行われ、そういったことが地域の治安悪化につながるのではないかという住民不安の原因になっています。

私がいただいたお声では、ちょうど児童の集団登校が行われている時間帯に繰り返し、持ち去り行為が行われているという相談でした。

 

持ち去り防止のパトロールをしていただいているとのことですが、持ち去り行為をみつけ、その都度指導をおこなったとしても、具体的な罰則での対応を用意し、また、そのことを広く発信していなければ、抑止力にはなりえないと思います。それから持ち去り禁止の看板も用意されていますが、拝見したところ条例違反である旨の掲載もなく、こちらも持ち去り行為者に対する抑止力が低いと感じました。警察署と情報共有をされているとのことですので、警察署と連携し、持ち去り行為者に対する抑止力の強化をおねがいいたします。

 

ちなみに資源ごみの持ち去りについて、インターネット検索をいたしますと、やはり、他市においても、通学時間帯の持ち去り行為者の車の危険走行などが問題視されていました。罰則強化などの対応は、近年、多数の自治体で行われています。

 

つまり全国的に持ち去り行為の増加が問題になっていて、それは情報としてすぐに確認できるものであるということです。

 

本市においても、住民からいままでも声があがっていることですから、罰則の強化や、持ち去り行為をすることに行為者がリスクを感じるよう、情報の発信についての工夫など、早急な対策が必要と感じます。そのあたり、対応をしっかり行っていただくよう強く要望いたします。

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