【門川質問】
本年9月の所信表明では、「早期に新庁舎の位置を確定させ、連鎖型のまちづくりに取り組む」と示され、10月の代表質問では、市役所の位置に関する条例案をできるだけ早期に提案するとご答弁がありました。
我が会派からも、「民間投資の機会を逸することも危惧され、再整備をここから先に進めるためにも、これまでいただいた市民からの様々な御意見を踏まえながら、できるだけ早期に新庁舎の位置を確定させ、整備を進めていく必要がある」と意見をさせていただきました。
しかし、現時点において、条例案の提案はされておりません。
そこで、今後、どのくらいの時期を目処に条例提案される予定なのかうかがいます。
【答弁】
連鎖型まちづくりのトリガーである③街区の再開発事業では、複合ビルの行政サービスフロアの開設に向けた準備はもとより、大阪府住宅供給公社賃貸住宅の入居者募集が始まったほか、先日の報道発表では、関西初上陸となる屋内アスレチック施設の出店が公表されるなど、来年度のまちびらきに向けた取り組みが着々と進んでいます。
この動き始めているまちづくりの流れを止めることなく、次の街区整備へスムーズに展開するためには、まずは、新庁舎の位置を確定させる必要があると考えています。
私としては、できるだけ早期の「位置に関する条例案」の提案に向け、引き続き、議員の皆様のご理解を得られるよう進めていきます。
【門川要望】
枚方市駅周辺再整備については、わが会派としても、賑わい創出や、雇用・消費・民間投資の誘発などといった効果を生み出していくものであり、市長が描く再整備事業は、本市を持続的に発展させるために必要なものと考えております。
私自身、市内で事業を営んでおられる方から、基本計画で示す再整備を速やかに進め、消費拡大や雇用創出につながるよう取り組んでほしいと、まぁ、こういったご意見もいただいております。
進み始めたまちづくりの動きを止めることのないよう、できるだけ早期に条例案の提案をしていただきたいと、そのように思っております。
また、その環境をつくるために、これまで以上に丁寧に議会とやり取りをしていただき、議会からの意見にも真摯に向き合っていただく必要があると思います。
先ほどのご答弁では「議員への理解を得られるよう進める」と言っていただいております。
枚方市駅周辺再整備につきましては、これまでも本議会や全員協議会などにおいて多くの議論を重ねてきました。
また、再整備基本計画改正にかかる説明会やパブリックコメント、その後、9回に及ぶ市民説明会など市民周知に努め、進めてこられました。
対応を丁寧に進めてこられたことは十分に理解をしているところではありますが、ここが正念場と思いますので、今まで以上に力を注いでいただきたいと要望をいたします。
再整備の具体化については、土地区画整理事業の都市計画やその後の民間事業者の提案を待たなければならない部分はありますが、先に議論出来るところについては整理し議会などで積極的に発信して理解を深めていく必要があると思います。
再整備を先に進めるためにも、昨今の物価上昇や新たな公約事業を踏まえた財政シミュレーションやみどりの大空間の整備・活用イメージ、通過交通を抑制できる新たな道路の考えなど、議会が判断できる材料についてお示しいただきたいと要望いたします。