議会報告

2021年9月議会

地域より問い合わせがありました「自治会における防犯灯の維持管理について」、質問と要望を行いました。

【門川質問】

 枚方市では、自治会等が地域の安全対策の一つとしてLED防犯灯を設置する場合、その費用や電気料金を補助されておりますが、日常的な管理については自治会と地域に委ねられております。このことについて他市の状況を調べてみますと、本市と同じく自治会が防犯灯を管理している事例もあれば、市が防犯灯を設置し、一元的に管理されている事例など様々なようです。
 枚方市としては、どのような位置づけのものであるとお考えなのか、伺います。
【答弁】
自治会における防犯灯の維持管理について、お答えいたします。
 自治会等が地域の安全を確保するために取り組まれている防犯活動として、安全パトロールや歳末警戒等がございますが、夜間の犯罪抑止や通行の安全対策である防犯灯設置につきましても、地域の主体的な防犯活動の一つとして取り組んでいただいております。
 市としましては、そうした地域での防犯活動を支援する観点から、防犯灯の設置に係る費用や電気料金の補助を行っております。

【門川質問】

 防犯灯の維持管理については、地域の主体的な防犯活動の一つとのことですが、防犯灯の器具交換や故障等に対応する費用について心配する声もいただいております。現在、自治会加入者の減少といったいわゆる自治会離れが進んでいる中、これから取り替える必要がある防犯灯が増えれば、負担費用について心配もあるかと思います。これまでにも多くの議員から現行補助制度の見直しなど要望が出されておりますが、6月議会では、地域の実情を把握しながら方策の検討を進めるといった回答がされております。
 この地域の実情について、どのように把握され、方策を検討されているのか、伺います。

【答弁】

 現在、枚方市防犯協議会各支部を通じまして、校区コミュニティ協議会や自治会等が把握している防犯灯の破損や故障の状況等に関する実態の確認を行っているところでございます。
 また、中核市等に対しまして、防犯灯に関連する補助制度等の調査を実施しており、これらの結果も踏まえながら、方策の検討を進めているところでございます。

【門川質問】

補助制度について調査中とのことで、また、実態の確認を防犯協議会各支部を通じて行っていただいているとのことです。
 市は、この補助事業について、枚方市防犯協議会へ委託されており、この防犯協議会は地域と市を結ぶパイプ役でもあると思いますが、地域では、防犯協議会が防犯灯の設置に関する窓口になられているとは知らなかったという声もお聞きいたしました。
 防犯協議会について、その役割についても市から一定情報発信が必要ではないかと思うのですが、市の考えを伺います。

【答弁】

 枚方市防犯協議会につきましては、各校区のコミュニティ協議会から校区ごとに支部長を選出していただき、市からの委託事業や地域に根差した防犯活動に取り組んでいただいております。そうした活動が円滑かつ効果的に行われるためには、防犯協議会に対する市民の理解や協力が欠かせないと考えております。
 今後も、防犯協議会の役割や活動内容につきまして、一層の周知を図ってまいります。

【門川より要望】

 防犯灯の維持管理について、交換タイミングを迎え始めたLED防犯灯の交換費用の補助については、市として何もしないというわけにはいかないと思いますが、今後の対応を心配されている自治会の皆さんも多くおられますし、できるだけ早期に方針をアナウンスしていただきたいと要望いたします。
 また、防犯灯の管理については、例えば新興住宅地などでは、自治会の参加はないけれども防犯灯の設置の依頼があるなど、対応に悩んでいるという事例もあると聞いております。こうした点についても、地域一帯で安全をつくっていくという認識の下、市からの発信をお願いしたいと思います。

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