議会報告

2025年12月議会

通級指導教室について (令和7年12月定例月議会一般質問)

通級指導教室の全校設置に向けて、現在の設置状況と今後の見通しを質問。あわせて、学校によって支援の内容や運用に差が出ないための対応について確認しました。

🟡令和7年度は、小学校44校中31校で35教室、中学校は19校20教室を設置。中学校は全校設置が完了。

🟡令和8年度は、小学校44校すべてに設置し、教室数を50学級に拡充。中学校も19校21教室とし、第3期実行計画より1年早く小中学校とも全校設置となる予定。

🟡教員不足の状況でも、通級指導教室の担当教員は必要人数の確保を工夫。研修の充実や教育支援ソフトの活用により、個別の教育支援計画の作成・運用を学校間で揃え、差が出にくいように進める。

通級指導教室が「設置」だけで終わらないよう、保護者への丁寧な説明と周知を継続して支援するとともに、教職員の負担が過度に増えない工夫を進め、現場の声を踏まえて量と質の両面で整備をより一層進めることを要望。

通級指導教室とは

通常の学級で学ぶ子どもが、学習や学校生活で困りごとを感じたときに、必要に応じて個別の指導を受けられる仕組みです。枚方市としても、「ともに学 び、ともに育つ」教育を進める上で大切な学びの場と位置づけています。

質疑詳細

【門川質問】 

令和5年度より2年半にわたって議論されてきました 枚方市支援教育充実審議会の答申が先日の教育子育て委員協議会にて報告されました。 

答申の内容をふまえ、(仮称)「枚方市の支援教育の在り方」の策定がとりまとめら れるものと理解をしております。 

そこで、第5次 枚方市総合計画の第3期実行計画に記載のある、通級指導教室の全校 設置に向けた計画について、その設置状況や、今後の見通しをうかがいます。 

【答弁】

本市では、学習や生活上の困難さに応じた指導を行うため、令和5年度より通級指導教 室の整備を計画的に進めてまいりました。 

令和7年度は、小学校44校中31校において35教室、中学校につきましては19校20教室を 設置しており、中学校ではすでに全校設置が完了しております。 令和8年度には、小学校は44校すべてに設置し、教室数を50学級に拡充するとともに、 中学校につきましても19校21教室とし、第三期実行計画よりも一年早く小中学校とも に全校設置となる予定でございます。 

今後も、児童生徒一人ひとりの教育的ニーズは多様化・高度化していくことが想定さ れることから、全校設置を最終的なゴールとするのではなく、利用状況やニーズを踏 まえながら、必要に応じた教室の設置や指導体制の充実に努めてまいります。 

【門川質問】 

本市の設置状況を含む進捗状況について理解いたしました。 

また、通級指導教室は、現在策定をされている「(仮称)枚方市の支援教育の在り 方」のなかでも、大変重要な取り組みと認識していますが、改めて、通級指導教室が 担う役割について、うかがいます。 

【答弁】 

文部科学省では、通級による指導を、通常の学級に在籍する児童生徒に対し、障害に よる学習上または生活上の困難を改善、克服するため、自立活動を中心とした指導を 行うものと位置づけております。 

本市としましても、通常の学級において「ともに学び、ともに育つ」教育を進めてい くうえで通級指導教室は、集団の中での学びを支えつつ、個に応じた自立活動に取り 組むことができ、児童生徒の自己理解や自己調整力を育むと同時に、学級全体の安定 や学びの質の向上にも寄与する重要な学びの場であると考えております。 

【門川質問】 

通級指導教室について、その役割はわかりました。 

では次に、通級指導教室の担当教員の配置状況や、校内の支援体制、個別の教育支援 計画の運用などにおいて、それを進める学校によって、たとえば実施状況に差が生じ てしまうなど、通う学校ごとの違いなどが起こらないのか、またそういった場合への 対応策はあるのかうかがいます。

【答弁】 

通級指導教室の担当教員につきましては、教員不足の状況下においても、定数となる 配置を最優先とすることで、支援体制の安定確保に努めております。 また、校内の支援教育コーディネーターを含む教職員の力量差による支援の格差を最 小限にするため、経験の有無にかかわらず対応できるよう、研修内容の充実を図って おります。 

個別の教育支援計画につきましては、各校に導入しております教育支援ソフトを活用 することで、アセスメントから個別の教育支援計画・指導計画まで一体的に作成でき る仕組みを周知し、記載内容や運用方法の平準化を進めております。あわせて、アセスメントや計画内容の質を高めるため、研修等を通じて理解の深化を図っておりま す。 

今後もこれらの取組を重ねることで、どの学校においても必要な支援が安定して提供 される体制づくりに努めてまいります。 

【要望】 

さまざま、工夫をいただきまして、その体制の強化をしていただけると理解をいたし ました。最後に要望です。 

通級指導教室につきましては、小中学校ともに実施計画よりも前倒しでの全校設置が 見込まれるなど、拡充には教育委員会や現場の先生方のたいへんな努力があったと思いますし、高く評価をいたします。 

一方で、通級指導教室の取り組みが真に機能するためには、「設置の拡充」と 「適切な周知・理解促進」を同時に進めていくことが不可欠と考えます。 通級指導教室についてはYouTubeなどを中心に解説動画などがたくさんアップされてお ります。 

また時代的にも情報の入手が容易ですので、保護者のみなさんもうまく情報収集されているものと思いますが、当面、通級指導教室について保護者のみなさんに学校側か らも丁寧に説明をしていただく必要があると思います。 

既にリーフレットなど作っていただいているようですが、教育委員会側からもその周 知については、引き続きしっかり支援をしていただきたいと思います。 また、通級指導教室の充実にあたっては、教職員の業務負担が過度に増加しないよ う、十分な配慮が必要です。 

研修・会議、書類作成などについて、現場の負担削減のための業務効率化や支援ツー ル活用、人的配置の工夫など、教員が児童生徒への指導に専念できる環境づくりを引 き続き進めていただきたいと思います。 

また、通級指導教室は、各学校に設置することが最終の目的ではありませんので、今後も現場の声を大切にしながら、量と質との両面で充実した通級指導教室の整備を一 層進めていただくよう要望いたします。

最近の記事 おすすめ記事
リンク
日本維新の会
大阪維新の会
枚方市
PAGE TOP