門川質問
今年9月 新たな行政窓口として 枚方市駅 市民窓口センター が ステーションヒル 枚方5階に 開設されました。
この 枚方市駅 市民窓口センター は「駅直結」や 「ワンストップ窓口」などイメージが先行したこともあり、市民の期待も高かったものと思いますが、
開設後に私がいただいているご意見では「場所がわかりにくい」というものばかりで、その定着に向けては対策が必要と感じています。
先ほど千葉議員の質問から開設後の利用状況等については理解しました。
私の方からは、どういった手続きができるのか、また、これまでの窓口との違いや特徴など機能面について うかがいます。
答弁
「行政窓口の在り方について」お答えします。
枚方市駅市民窓口センターで行える手続きとしましては、各種証明書の発行や転入、転居に伴う住民異動の手続きのほか、印鑑登録や出生、婚姻などの戸籍関連の手続きといった、概ね支所でできる手続きを行うことができます。
また、これまでの窓口との違いや特徴といたしましては、DXSaaSの導入により転入転居に伴う関連手続きまでワンストップで行えることに加え、そういった手続きを行う際、従来のような手続きごとに申請用紙に記入していただく必要がなくなりました。
また、ビデオ通話や書画カメラなどのリモートシステムを活用し、市役所本庁の担当課職員と直接相談や手続き申請ができる遠隔相談窓口を設置したこと、スマートフォンなどでオンライン申請ができる行政手続きについて職員がサポートするブースやマイナンバーカードを利用して証明発行ができる行政キオスク端末の設置などがあり、これまでの市役所にはない新しい形の行政窓口となっております。
門川質問
枚方市駅 市民窓口センター はこれまでの枚方市にはなかった新しい形の行政窓口とのことでした。
わたくしも先日訪問させていただきましたが、オンライン相談ができるブース設備はコロナ禍において急速に進化したオンライン会議システムの応用と思われますが、
確かに今までにない新しい設備で目にとまりました。
そこで、今後、市として、枚方市駅 市民窓口センター に限らずどのような行政窓口を目指していくつもりなのか、うかがいます。
答弁
現時点では、職員との対面窓口による手続きに慣れている市民が多く、直接市役所まで行かないと相談や申請、届出等ができないと思っておられる市民も少なくはありません。
まずはDXSaaSを用いた「書かない窓口」を庁内で拡大させていくことや、簡易な手続きを可能な限り集約した「ワンストップ窓口」の確立により、手続きの簡略化や時間短縮などといった、市民の利便性を向上させる取り組みが必要であると考えています。
一方で、将来的には、時間や場所、行動に制約がある市民など多様なニーズに対応していくため、リモートで相談や申請ができる手続きを拡充するとともに、マイナンバーカードの機能を活用したオンライン申請の拡充やコンビニエンスストアでも証明発行ができるキオスク端末の利用を促進するなど「来なくてもいい市役所」を目指していく必要があると考えております。
門川意見・要望
現在の市役所窓口については待ち時間もあり、対応する職員にとっても負担が大きいと聞いています。
しかしながら、例えば、小売店などのセルフレジのような日常的に利用するものであれば、次第に扱える人が増えていき、効率化も進みますが、窓口では、相談をともなうものや、一生のうちに数回程度しか必要でない手続きもあります。
市民の利便性向上のための新たな取り組みがきちんと機能するかについては 一定、時間が必要と感じます。
また、「来なくてもいい市役所」については、他市でも それぞれオンライン化などのビジョンを掲げ、発信をされています。
市民の利便性向上につながる仕組みの構築と同時に、行政の効率化もはかれるよう、枚方市駅 市民窓口センター においてさまざまな試みを行いながら本市における新しい時代の窓口機能についての「ビジョン」、また、その実現に向けた行程についても構築し市民への発信をお願いしておきます。